「外見はエンターテインメント」パリコレも経験した、カリフォルニア仕込みのヘアメイクアップアーティスト・Eriさん

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監修
Eri

カリフォルニア州で美容師免許を取得後、美容院に勤務。
日本に帰国後ヘアメイクに転身し、現在はサロン経営の傍ら広告やファッション業界でヘアメイクを担当

目次
どんな人が、MIGNONのコスメを選んでくれているのか?
ご協力いただいているコンシェルジュのみなさん一人一人へ焦点を当てる、インタビュー企画。お仕事から美容ルーティーン、スタメンコスメなど、気になるプロの素顔に迫ります!


撮影者: weekendcycler1

【プロフィール】
名前:Eri
18歳で渡米し、カリフォルニア州の美容師免許を取得。アメリカで美容師を経験し、帰国後はヘアメイクへ転身。ヘアメイクスタジオ「Looper」を設立し、パリコレのヘアメイクチームにも参加。現在はサロン経営の傍ら、CMやドラマの撮影現場にてタレント等のヘアメイクを担当し、ヘアショーの主催や、美容学校での授業も受け持つなど、幅広い活動を行っている。
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自分の髪をアレンジしているうちに、美容学校へ行きたいと思うようになった



撮影者: weekendcycler1

ヘアメイクを志したきっかけはなんだったのでしょう?



Eriさん(以下、Eri):子どものころから、自分の髪で遊ぶのが好きだったんです。
そのときに髪を褒められたのが、きっかけと言えばきっかけですね。
自分の髪をアレンジしているうちに、美容学校へ行きたいと思うようになりました。
高卒でアメリカに行ってから、コミュニティ・カレッジの美容部門みたいなところに通って。
美容室のアシスタントからはじめて、アメリカで美容師もやっていました。

ビザの有効期間が終わるタイミングで日本に帰国してからは、エクステの専門店でバイトしたり、キャバ嬢の盛り髪をやったり。
元々ヘアしかやっていなかったんですが、26歳ごろからはメイクも勉強しはじめて、パリコレとか、広告とか、メイクが必要なお仕事も受け持つようになりました。

エクステのお店は元のオーナーから買い取って、サロンとして経営しています。もう10年目ですね。CMの現場のヘアメイクや、メイクスクールの講義も受け持っています。

ウィッグなども製作されているそうですが、どのようなものを作るのでしょうか?



Eri:キラキラとしたファッションのヘアメイクよりも、広告やドラマなどで使われるエンタメ寄りのものが多いです。
たとえば物語の回想シーンなんかで、主人公の20年前の姿とかが映ったりしますよね。ああいう場合に登場人物の設定が送られてきて、そこに沿ってヘアメイクを施したりします。

サロンのほうでは、一般の方にヘアメイクをされているのでしょうか?



Eri:そうですね。元は結婚式に行く人をメインにしていましたが、今(2020年10月時点)は新型コロナで結婚式も少ないので、並行してメイク相談みたいなサービスもやっていまして。「印象を変えたい」とか、「眉毛のメイクを教えてほしい」とか、悩みを持った方にいろいろなアドバイスをしています。

お客様のご要望を叶えるのは難しい面もあると思いますが、どのように対応されていますか?



Eri:魔法のように、なんでも実現できるわけではありません。極端な話、面長の人が丸顔にはなれないので、そういう要望が来た場合は「丸顔に見えるようなヘアメイク」をします。「あの芸能人みたいになりたい!」と言われた場合も、すべてを特定のタレントぴったりにはできるわけではないので、「タレントのどこのパーツに惹かれているのか」を徹底的にヒアリングしますね。

「自分が好きなもの = 自分に一番似合うもの」だと思っている人は、意外にいると思います。適性を知ったうえでこだわっているのなら別ですが、実は自分の魅力に気づいていない人が多い。そういう方にはさりげなくアドバイスして、路線変更を促したりもしますね。

Eriさんの美容ルーティーンとスタメンコスメを大公開!



撮影者: weekendcycler1

Eriさんの美容ルーティーン


ぬるま湯で洗顔、化粧水と乳液で保湿
ファンデーションは部分的に塗り、ナチュラルメイク
ファンデーションを塗った日はホットクレンジング、すっぴんの日は石鹸で洗顔
シートマスク・ジェル(美容液)・乳液、たまにスチーマーを当てる

ご自身の肌質を教えてください。



Eri:オデコが特にテカリやすい混合肌です。重度のアトピーが親戚に多いので、遺伝的に肌は強くない方だと思います。とても日焼けしやすく、年々白く戻りづらくなってきていますね。

美容ルーティーンでこだわっているポイントなどはありますか?



Eri:特筆してこだわっているポイントはあまりないのですが、強いて言えばメイクですね。肌の状態を保てるよう、負担のかかるコンシーラーや厚塗りのファンデーションなどは避けています。

Eriさんのスタメンコスメを教えてください!



Eri:仕事で愛用しているのは、マークジェイコブスのファンデーションです。自分用に普段から使っているのは、ドクターシーラボのエンリッチリフトUVパウダーEX50+ですね。また、新型コロナが発生する前から仕事でマスクをすることが多く、口紅の塗り直しが少なくて済むpHリップのムードマッチャーも愛用しています。

マークジェイコブス youthful-look 24-hour foundation spf 25


引用:マークジェイコブス公式サイト

ドクターシーラボ エンリッチリフトUVパウダーEX50+

引用:ドクターシーラボ公式サイト

肌に合わない化粧品を選んでしまったことはありますか?



Eri:パッケージや口コミがいいのに、個人的にはまったく合わないファンデーションを購入してしまった経験がありますね。口紅で唇がボロボロになったり、ファンデーションで赤くかぶれたこともあります。最近は自分の経験や、知り合いのヘアメイクさんからの口コミを基に化粧品を買うので、失敗する頻度は少ないですね。

ご自身に合った化粧品を購入するために、気をつけていることなどはありますか?



Eri:お店のテスターを手ではなく顔に塗り、半日~1日ほど様子を見てから、購入を検討するようにしています。お肌がすぐにリアクションを起こすとは限りません。そのコスメが合うかどうか、メイクを落とした後も大丈夫かどうかをよく確認してから購入しています。

「なんのためにキレイになるか」が大事



撮影者: weekendcycler1

いろいろな見方があると思いますが、ご自身にとってメイクとはどのようなものですか?



Eri:私としては、「その人の生活スタイルや内面をうまく映し出すこと」がメイクだと思っています。なにがキレイなのかは、国や時代によって千差万別。日本では、二重で目が大きいことがもてはやされがちですが、海外のコレクションなどでは、一重のシャープなイメージに美しさが見出されていたりもします。

実は最近まで、持病の関係で医者が勧める抗がん剤治療を拒んでいる友人がいました。理由は、髪や眉がすべて抜けてしまうから。彼女いわく、「外見を保つことは、精神的に非常に大事なこと」とのこと。そこで、ウィッグやアートメイクによって外見をある程度保てることを提案したところ、「それならいけるかも」と治療を受ける後押しをすることができました。

日本で生きていると、「こうじゃなきゃいけない」と思いつめてしまう部分があるのかもしれません。「顔面は固定されていて、変えられないものだ」とか。でも友人の場合のように、実は手段ってあるんです。ニキビがあるなら隠せばいいし、毛がすべて抜けてしまうなら3Dのアートメイクを施す手もある。必要だと感じることをすればいいんです。外見は人間の一部でしかなくて、表現の一種だと思うので。

最後に、ご自身がMIGNONのコンシェルジュをお務めいただくにあたり、ユーザーの方へメッセージをお願いします。



Eri:美容の仕事をしていながらこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、私は、ただ顔が左右対称で整っているだけの人を美人だとは思いません。毛穴が小さければ小さいほどいい人間なのかと言えば、そうじゃない。化粧やスキンケアをしなくても、キレイな人はたくさんいます。

大事なのは、キレイになる目的や向き合い方。「なんのためにキレイになるか」だと思います。自分が住んでいる環境や価値観に対して、本当に必要だと感じられることがあるのなら、それをやればいい。「外見はエンターテインメント。表現として楽しめるものなんだ」ということを、今後もお伝えしていきたいです。

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